カナダ・ドル と 日本・円 の通貨ペア
（2024年版）
カナダ・ドル と 日本・円 の通貨ペア
◆ 基本情報
| 正式名称 | カナダ（Canada） |
| 国土面積 | 998.5万km2（日本の約27倍） |
| 人口 | 3878万人（2023年 世界第38位） |
| 首都 | オタワ |
| 言語 | 英語、フランス語 |
| 使用通貨 | カナダ・ドル（加ドル） |
| GDP | 世界第10位（2023年 2,117,805百万［米ドル］） |
| 主要産業 | エネルギー製品、自動車及び同部品、一般機械、金属及び非金属鉱物、電気機器 |
| ※出典：外務省HP | |
CADJPYは、カナダドルと日本円の間の為替レートを示す通貨ペアであり、これら二つの大きく異なる経済圏の関係を表しています。
カナダドルは、カナダの資源豊かな経済の状況を反映しています。主にエネルギー市場、特に原油価格の動きに敏感です。一方、日本円は製造業に重きを置いた経済と、低金利政策のため、投資家にとっての安全な避難先とされています。
歴史的に、CADJPY通貨ペアはエネルギーマーケットの動向と世界的なリスクセンチメントの変動に影響を受けやすいです。例えば、原油価格が上昇するとカナダドルが強化され、逆に、リスク回避のムードが高まると日本円が買われる傾向があります。
現在のCADJPYは、世界のエネルギー市場と特に原油価格の動向に密接に関連しています。原油価格の上昇は通常、カナダドルを支援し、逆に原油価格の低下はCADにとっては不利な状況を生み出します。一方、日本円は、日本銀行の金融政策や国内外の経済状況によって大きく動きます。
特に2020年以降、新型コロナウイルスのパンデミックは、世界のエネルギー市場に大きな影響を及ぼし、それに伴ってCADJPYの価格も大きく動揺しました。この期間中、原油価格の大幅な変動はカナダ経済に直接的な影響を与え、それがCADJPYの価格に反映されています。
一方で、日本の経済状況や金融政策の変更も、JPYの動きに重要な役割を果たしています。日本銀行の政策や国際的な貿易関係、特に米国との経済的な関係は、JPYの価値に影響を及ぼす主要な要因です。
CADJPYは、両国の経済の健全性を反映する通貨ペアであり、原油価格や世界経済の動向に敏感に反応します。このため、この通貨ペアを取引する投資家は、これらの要因に注意を払いながら、戦略的なアプローチを取る必要があります。また、世界の原油市場やエネルギー政策の変更によって、この通貨ペアの将来の動向は常に変化し続けています。
| 期間 | 最高値 | 最安値 | 年間変動幅 |
|---|---|---|---|
| 本年 （－年） | － （－） | － （－） | － |
| －年 以降 | － （－） | － （－） | － （－年間平均） |
| 政策金利（USD） | JPYとの金利差 |
|---|---|
| －％ （－現在） | －％ （日本は－％） |
金利差はカナダと日本の政策金利の差になります。
FXでは買いで取引をする時は、金利差が大きいほど毎日貰えるスワップ金利は高くなります。逆に金利差がマイナスになっている時は、売りで取引をするとスワップ金利が貰えます。
買い又は、売り取引による日々のスワップ額はこちらで確認出来ます。
→ CADJPYスワップ額 CADJPYスワップ年利％
各年の為替レート変動（2003年以降）
各年の高値、安値による年間の変動幅と変動率の推移です。
カナダ・ドル／円は
2007年11月7日に最高値125.520円を記録して、
2009年1月21日に最安値68.324円を記録しました。
2008年のリーマン・ショックの時には円高カナダドル安が進みました。
以下、上記グラフの元データです。各年の始値、高値、安値、終値、変動幅（高値－安値）、変動率（変動幅÷[[高値＋安値]÷2]×100）、稼働日数（取引日数）を表にしています。
| 期間 （年） | 始値 （円） | 高値 （円） | 安値 （円） | 終値 （円） | 変動幅 （円） | 変動率 （％） | 稼働日数 （日） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2003 | 75.260 | 89.250 | 75.260 | 82.900 | 13.990 | 17.0 | 261 |
| 2004 | 82.900 | 89.770 | 78.410 | 85.400 | 11.360 | 13.5 | 262 |
| 2005 | 85.400 | 105.030 | 82.740 | 101.330 | 22.290 | 23.7 | 260 |
| 2006 | 101.060 | 106.370 | 97.120 | 102.060 | 9.250 | 9.1 | 260 |
| 2007 | 102.060 | 125.520 | 97.480 | 111.830 | 28.040 | 25.1 | 260 |
| 2008 | 112.450 | 113.230 | 70.560 | 74.245 | 42.670 | 46.4 | 261 |
| 2009 | 74.245 | 90.281 | 68.324 | 88.320 | 21.957 | 27.7 | 260 |
| 2010 | 88.335 | 94.464 | 78.401 | 81.290 | 16.063 | 18.6 | 260 |
| 2011 | 81.589 | 89.510 | 72.134 | 75.398 | 17.376 | 21.5 | 260 |
| 2012 | 75.217 | 87.437 | 74.380 | 87.384 | 13.057 | 16.1 | 261 |
| 2013 | 87.253 | 101.030 | 87.026 | 99.108 | 14.004 | 14.9 | 260 |
| 2014 | 99.040 | 106.490 | 90.641 | 103.381 | 15.849 | 16.1 | 259 |
| 2015 | 103.338 | 103.393 | 86.355 | 86.958 | 17.038 | 18.0 | 259 |
| 2016 | 86.942 | 88.908 | 74.807 | 87.064 | 14.101 | 17.2 | 260 |
| 2017 | 86.916 | 91.628 | 80.556 | 89.543 | 11.072 | 12.9 | 259 |
| 2018 | 89.927 | 91.566 | 80.277 | 80.412 | 11.289 | 13.1 | 259 |
| 2019 | 80.349 | 85.220 | 76.679 | 83.849 | 8.541 | 10.6 | 259 |
| 2020 | 83.699 | 84.728 | 73.780 | 80.958 | 10.948 | 13.8 | 260 |
| 2021 | 81.024 | 93.006 | 80.544 | 90.946 | 12.462 | 14.4 | 260 |
| 2022 | 91.006 | 110.886 | 89.232 | 96.791 | 21.654 | 21.6 | 260 |
| 2023 | 96.579 | 111.152 | 94.057 | 106.335 | 17.095 | 16.7 | 259 |
| 期間 （年） | 始値 （円） | 高値 （円） | 安値 （円） | 終値 （円） | 変動幅 （円） | 変動率 （％） | 稼働日数 （日） |
各年の月間・日間 変動幅
各年の月間、日間における変動の最大値、最小値です。
変動幅は月間であればひと月、日間であれば1日の「最高値 － 最安値」から算出されたものになります。
CADJPYはUSDJPYと比較すると同じ程度の変動の大きさです。しかし、CADJPYの方がUSDJPYより価格が小さいので、変動率で見た場合、CADJPYの方が大きくなります。変動の幅やレンジになっていること、先進国同士の通貨ペアであることから、CADJPYはリピート系の取引にも向いた通貨ペアであると言えます。
| 期間 （年） | 月最大 （円） | 月最小 （円） | 月平均 （円） | 月平均 （％） | 日最大 （円） | 日最小 （円） | 日平均 （円） | 日平均 （％） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2003 | 5.460 | 1.780 | 3.728 | 4.5 | 2.160 | 0.310 | 0.874 | 1.1 |
| 2004 | 6.030 | 2.220 | 3.900 | 4.6 | 2.090 | 0.330 | 0.903 | 1.1 |
| 2005 | 6.040 | 2.970 | 4.453 | 4.7 | 3.270 | 0.320 | 0.845 | 0.9 |
| 2006 | 6.010 | 2.470 | 3.874 | 3.8 | 2.130 | 0.150 | 0.921 | 0.9 |
| 2007 | 17.430 | 3.450 | 7.671 | 6.9 | 5.090 | 0.280 | 1.443 | 1.3 |
| 2008 | 29.752 | 3.927 | 9.169 | 10.0 | 7.895 | 0.449 | 1.969 | 2.1 |
| 2009 | 12.059 | 5.629 | 7.565 | 9.5 | 3.131 | 0.471 | 1.608 | 2.0 |
| 2010 | 11.738 | 2.961 | 6.003 | 6.9 | 9.144 | 0.288 | 1.361 | 1.6 |
| 2011 | 7.594 | 2.617 | 4.863 | 6.0 | 3.540 | 0.288 | 1.046 | 1.3 |
| 2012 | 6.517 | 2.081 | 4.058 | 5.0 | 1.978 | 0.214 | 0.815 | 1.0 |
| 2013 | 7.699 | 2.960 | 4.653 | 4.9 | 3.872 | 0.300 | 1.083 | 1.2 |
| 2014 | 8.082 | 1.583 | 4.208 | 4.3 | 2.350 | 0.183 | 0.770 | 0.8 |
| 2015 | 11.672 | 1.624 | 4.794 | 5.1 | 5.172 | 0.338 | 0.992 | 1.0 |
| 2016 | 10.428 | 2.180 | 5.826 | 7.1 | 7.786 | 0.207 | 1.185 | 1.4 |
| 2017 | 5.999 | 2.884 | 3.574 | 4.2 | 2.242 | 0.248 | 0.779 | 0.9 |
| 2018 | 6.406 | 2.372 | 3.947 | 4.6 | 1.917 | 0.290 | 0.768 | 0.9 |
| 2019 | 6.489 | 1.206 | 3.039 | 3.8 | 3.642 | 0.172 | 0.605 | 0.7 |
| 2020 | 7.666 | 1.975 | 3.532 | 4.5 | 3.415 | 0.186 | 0.757 | 1.0 |
| 2021 | 5.840 | 1.650 | 3.790 | 4.4 | 2.781 | 0.244 | 0.710 | 0.8 |
| 2022 | 10.560 | 2.473 | 5.670 | 5.7 | 4.914 | 0.340 | 1.168 | 1.2 |
| 2023 | 7.091 | 2.449 | 4.634 | 4.5 | 4.182 | 0.332 | 1.003 | 1.0 |
| 平均 | 9.360 | 2.546 | 4.902 | 5.5 | 3.938 | 0.283 | 1.029 | 1.2 |
| 期間 （年） | 月最大 （円） | 月最小 （円） | 月平均 （円） | 月平均 （％） | 日最大 （円） | 日最小 （円） | 日平均 （円） | 日平均 （％） |
| 各年の月間と日間の変動幅の表です。 | |
| 月間は、 | |
| 月最大(円)： | 各年の12ヶ月間で一番変動が大きかった月の変動幅 |
| 月最小(円)： | 各年の12ヶ月間で一番変動が小さかった月の変動幅 |
| 月平均(円)： | 各年の12ヶ月分の変動幅（月最大－月最小）の平均 |
| 月平均(％)： | 月平均をその年の「高値と安値の平均値」で割って100を掛けたもの |
| です。 | |
| 日間も同様に、 | |
| 日最大(円)： | 各年の約260日間で一番変動が大きかった日の変動幅 |
| 日最小(円)： | 各年の約260日間で一番変動が小さかった日の変動幅 |
| 日平均(円)： | 各年の約260日分の変動幅（日最大－日最小）の平均 |
| 月平均(％)： | 日平均をその年の「高値と安値の平均値」で割って100を掛けたもの |
| です。 | |
各期間の直近平均変動幅の変化
変動幅を年間（1年間の変動幅）、月間（ ひと月の変動幅 ）、日間（ 1日の変動幅 ）を直近の年から各期間ごとに平均値を算出しています。
| 期間 | 全年 （2003～2023） | 10年 （2014～2023） | 5年 （2019～2023） | 3年 （2021～2023） | 1年 （2023） |
|---|---|---|---|---|---|
| 年間 | 16.672 （18.5） | 14.005 （15.4） | 14.140 （15.4） | 17.070 （17.6） | 17.095 （16.7） |
| 月間 | 4.902 （5.5） | 4.301 （4.8） | 4.133 （4.6） | 4.698 （4.9） | 4.634 （4.5） |
| 日間 | 1.029 （1.2） | 0.874 （1.0） | 0.849 （0.9） | 0.961 （1.0） | 1.003 （1.0） |
単位：円（％）
表の上側は変動幅（円）、下側のカッコ内は変動率（％）
各期間の日間平均足の分布
各期間における日間平均足の分布です。全期間から直近の期間にかけてCADJPYがどの価格帯にいる期間が長いかが分かります。
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